通り過ぎざまに・・・




今日は氷帝学園との練習試合の日だった

だったっていうのはもう試合が終わったから

あとは挨拶して各自解散・・・・・・・

の筈だったんだけど・・・



「わーーーー!!!もう試合終わってるーー!!?」



無駄足じゃーんっ!!

と、テニスコートの前に突っ立っている多分俺らと同学年の奴が叫んでいた

にゃーあれってもしかして、跡部達が話題(?)にしてた

  ってやつかにゃ?

何でも幽霊部員で、今日の練習試合に来なかったらどうしてくれようか・・・

とか、言ってたんだよねー(盗み聞き)

「おい!!!お前今までどこでほっつき回っていたんだ!!!」

跡部がものすごい勢いでに怒鳴ってる

「こ、これでも早く来たんだぞ!!山吹から青学までっ!大変だったんだからな!!!!」

「あーん?どう大変だったんだよ」

「今日ね、山吹の文化祭でオレの友達にお呼ばれされて行ったわけさ。文化祭のことしか頭に入ってなかったから、練習試合のことうっかり忘れちゃったわけさ。テヘッ☆」

かわいく(しているつもりなんだろうけど・・・)自分の頭を軽くこづく

「ほーお・・・(怒)」

にゃっ!跡部の怒りゲージがどんどんあがっていくにゃ!!

「ま、待ってくれ話はまだ終わってないんだ!!
オレは太郎に言われようやく使命を思い出し、急いで山吹から脱出したんだ。途中、山吹のインベーダーがしつこく 行かないでー と言ってきたがな」

「はぁ!?なんで太郎が山吹なんかにいるんだよ」

今、跡部が自分達の監督のことを


太郎って太郎って・・・太郎って言いましたよ!!!!



(ていうかツッコミどころは 榊 太郎 なんだね・・・)


「あーとね・・・太郎のお孫さんが山吹の文化祭に行きたいって言い出したからなんだって」

「チッどうりで監督が来ないわけだ。しかし・・・監督に孫がいたなんてな・・・」

あ・・・話がずれてきたにゃ


「おーい跡部ーーはよこっちきてーなー。解散できないやろー」


関西人が二人を呼んだ

そういえば跡部とはずっとフェンスをはさんで会話してたにゃ・・・




そんなこんなでやっと解散できた

氷帝陣が帰ろうと俺達の横をとおった、丁度そのときにが話しだした








「オレさー今日さー金魚が入ってる水を鼻にいれちゃったんだよなー」








と言い残し、テニスコートを曲がって行ってしまった・・・



「あははははははははっははっはっは・・・・・」



お、お腹いたいーーーー(><)

何で最後の最後で意味深な言葉を残して行っちゃったんだよー

き、気になるーーーー!!

どうやって鼻に金魚が入ってる水が入ったのかすっごく気になるーーーーーーー!!!!



気がついてみれば皆笑ってた

桃は俺と一緒に地面をバンバン叩きつけて大笑いしているし

乾は不気味に笑いながら 「どうやって鼻に入ったのか気になるな・・・」 とか言ってたし・・・(怖っ!!)

不二は口に手を当ててクスクス笑ってた

あの、海堂もついに噴出して笑ってた・・・!!

あとのオチビ とか たかさん とか 大石なんかはお腹かかえて笑ってた・・・



本当に気になる・・・一体どうやって鼻に入ったんだろう・・・?
















テニスコートを曲がった瞬間、氷帝レギュラーメンバー達はいっせいに笑い出した。


「あははははははははははははははははは・・・・!!!」


「な、なんで金魚が入ってる水を鼻に入れてしもうたん?」

一番に笑いがおさまった忍足がに聞いた。

「いやーこれにはいろいろ事情がありましてね〜」

「なになに?話して話して!!」

ピョンピョコ飛び跳ねている岳人が笑いながら先を促す。



「えーしょうがないなー恥ずかしいから絶対に言わねえvv」







『期待させておいて何なんだコイツ・・・!!!』



と、氷帝メンバーが心を一つにしたのだった・・・







真相はこんな感じなのでした・・・



は千石に山吹中の文化祭におよばれされて、山吹に行っていた。

は千石と一緒に金魚すくいをやっていた。

それでどっちが多くつれるか(?)勝負だ、ということになってしまったのである。

「俺のラッキーで金魚なんかバシバシつっちゃうもんNE☆」

「ふん!ラッキーがなんだ!オレ様の金魚技に酔いな」

「アハハハハ。何それー跡部君の真似ー?」

と他愛のない話をしていた二人だった・・・・・・が








どん




バシャン






「・・・・・・・・・・・・(ブクブクブクブクブク・・・・)」

「あぁ!!が!!!阿久津、何てことするんだ!!」

そう、このときは阿久津に押されて勢いあまって金魚が入っている水に顔ごと

つけてしまったのだ。

「あ?」

阿久津の手にはしっかりと金魚をすくうやつが握られていた。

「なに?阿久津もやるの、金魚すくい」

「あ?わりーかよ」

「悪いよ!」

と言って水がはってあるプールから顔をあげる

「ひゃにゃにみゅじゅぎゃひゃいっちゃたやにゃいきゃ!!あーひもちゅわりゅい〜〜〜」

訳しますと・・・鼻に水が入っちゃったじゃないか!!あー気持ちわるい〜〜〜 です。

「ひゅいにょうれひゃおありゃってくりゅ〜〜〜」

訳します・・・水道で顔(?)洗ってくる〜〜〜 です。

と言って、は行ってしまったのです。

「・・・さ、やろっか阿久津」

「あ?あぁ・・・」





水道についたは顔(?)を洗い終わったあと

榊 太郎 に出会った。

そして、世間話をしていたところで太郎が話題を変えたのだった。

「ところで君、練習試合には行かなくてもいいのか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・練習試合?」

10秒後、は叫びながら山吹を出ようとした。



が、

―――!!行っちゃだめだぁ―――!!行かないでくれ――」

それは千石が許さなかった。

「行かせてくださいお父様ぁぁぁぁ―――――

といった感じで路上コントが始まってしまったのだった。





そしては猛ダッシュで山吹から青学まで行ったのだった。

ここから冒頭の部分に戻るというわけ・・・








+++あとがき+++

実話入っております。

美依祢(天照らすの第二管理人)と一緒にM校の

文化祭に行った帰りに

「金魚が入った水を鼻に入れちゃったんだよなー」

という会話をきいてしまったのです!!

名前変換してないときの読み方は  しんじょう みのり  です。


ちなみにこのドリームは相互祝いで神海さまに捧げたいと思います。

リク内容が青学か氷帝ということだったんですが

なんか山吹まで入っちゃってますね・・・

こんなものでよろしかったら受けっ取ってください!!