大石のアレ




今日 オレは見てはいけないものを

見てしまったような気がする・・・










「今日の おかしいよ?」

「そうだね。いつにも増してボーとしてたし」

今は昼休み。ウキウキvランチタイムである。今のセリフは上から 英二、不二 のである。

「・・・いやーさー今朝さーオレ 見てはいけないものを見ちゃったんだよ・・・」

ゴク、と唾を飲み込む英二。

「それで?何を見たの?」

と、先を促す不二。



「大石の・・・」


「「大石の?」」


「大石の・・・・・・・



触角が一回転カールしてたんだーーーー!!!




(だあーだぁーダぁーダァー・・・・)屋上にはの爆弾発言がエコーしている。

のエコーが終わるとすぐさま 不二と英二は屋上を出てってしまった。

そりゃもう もんのすごいスピードで。

そして、30秒後 不二と英二は再び屋上に戻ってきた。(早えーなーオイ)

笑いをこらえながら・・・

「その様子だと、カールしてたんだな」

「うん・・・(お腹痛いにゃー)」

「こう・・・触角がくるくるって二回カールだったよ・・・」

不二が言い終わると は不思議そうな顔をした。

「おかしいな・・・増えてるぞ・・・?」

「「!」」

「そういえば、そうだにゃ」

「大石の触角ってどうなってるんだろ」

「オレに言われてもなぁー」

こうして昼休みは過ぎてしまった。












そして 放課後。

まちに待った部活タイムである。

「ヤバイ 掃除が長引いたせいで 部活に送れちまう」

は大急ぎでテニス部の部室へと急いでいた。



ドン☆



曲がり角をが曲がったら誰かとぶつかってしまった。

「いっつつつ・・・・・あー大丈夫か?リョーマ」

「だい・・・じょうぶ・・・じゃないんっスけど」

とぶつかった相手はリョーマだった。

はリョーマを起こしながら話しだした。

「悪い悪い。でも、なんでこんなところに突っ立ってたんだ?」

と、が言うと 

先輩・・・」

そう、リョーマが言いながらの方へ左腕を伸ばす・・・

そして・・・








ぐにょ〜ん





「いててて イハイ イハイ」

「夢じゃなかったんだ・・・」

そう、リョーマはのホッペタを思いっきりつねったのだ。

「・・・・・・リョーマお前もみたのか?アレを!」

「ってことは先輩も?」

「「・・・・・・・・」」

無言の会話。

「アレなんなんだろうな」

「さぁ・・・・・・・」

「むっ!こうしてる場合じゃないぞ!部活に行くぞリョーマ」

「ウィース」










部活中レギュラー達と議論をしている

「やっぱさーアレはきっと大石の新しいファッションなんだよ」

と、妙に自信満々に言う

「なるほどオシャレか」

と、妙に納得する乾。

「ついに大石先輩もオシャレに目覚めたんっスね」

と、妙に大石を小馬鹿にするリョーマ。

「でもアレはさすがにダサイにゃ」

「手塚はどう思う?」

手塚は5人に注意しようと近づいたが不二によって

いきなり話題を振られてしまった手塚。5人が手塚に注目する。

「・・・直接 本人に聞けばいいだろう・・・」

「でもさ どうやって聞けばいいんだよ手塚

おい、大石今日のお前の髪型のセンスずれてるぞ

・・・とか か?」

不二はさらりと無視をし提案した。

「ここは、黄金ペアの片割れの英二が聞けばいいんじゃないのかな」

「いいっスね、それ」

「え?え?にゃんで俺なのーー!?」

「聞きに行くよね?」

不二の背後からは黒いオーラが立ち昇っている。

「はい・・・」(涙)

ということで 質問役は英二に決まった。












「おーーいしーーー今日の髪型どうしたのー?いつもと違うけどー」

「えっ!?髪型!?」

「そう、その前髪のカール・・・」

「ああ これ・・・実は ・・・・・・・寝癖なんだ」



「寝癖!?」(その場の全員)



大石は皆の反応を無視して淡々と語り始めた。

「そうなんだ。今朝 ちゃんと直したつもりだったんだけど・・・今日の寝癖は頑固らしいな」

と 爽やかに言う大石。




こうして大石の触角のカールの真相がわかったのだった。

そして、大石は、今日も寝癖と格闘しているのだった。










☆ あとがき ☆


単品ドリーム出来上がりました!!

これの初期のやつを友人に渡してしまったので

思い出せるだけ、書きました。

ああー今回、不二様(魔利は不二ファンですv)の

出番少ない〜

はう・・・精進しますぅ・・・・・・・・