お返し







う〜ん・・・

ここはテニス部の部室である。

そこには、百面相をしている

テニス部レギュラー+@が潜んでいた(!?)

はたから見ればすごい怪しい図になっていることを彼らは知らない。






青学テニス部レギュラーの面々は非常に困っていた。

それは、   へ あげる、ホワイトデーのモノを何にしようか

と皆して悩んでいたのだ。

どうせ、あげるのならに喜ばれるものをあげたいのだ。

フ、と思いついたように越前が皆に言った。



「本人に直接聞いたほうがいいんじゃないっスか?」

『 それだ!! 』(全員)



と皆して部室を出て行ってしまった。





ちゃーんvv」



と言って抱きついてきたのは英二。



「うわぁ!!?英二・・・重いよ。・・・!どうしたの皆して・・・」

「ヴァレンタインのお返し、何が良いか聞きたくてね」



と、に張り付いてる英二をベリっとはがしながら言う不二。

黒いオーラを出しながら・・・



「ヴァレンタインのお返し?」



はオウム返しに言った。



「で、何がいいんっスか?」



と 桃城が言うとは悩みだした。



「う〜んとぉ・・・アレ、あれだよアレ!アレがいい!!」

「「「「「「「「  アレ ?  」」」」」」」」

「そうアレ。え〜と・・・ホラ山吹の・・・」

『山吹・・・?』 (桃城)

『山吹中・・・?』 (英二)

「おかーー・・・おか・・・おか・・お、おか、おかすぃーやつ・・・でいい?」

の発言が終わってからの彼らの思考を覗いてみよう。




まずは 桃城&英二から

『山吹中のおかすぃ奴!?』

次は海堂

『山吹色をしたものか・・・』

次、手塚 大石 乾 河村

『山吹色の美味しいやつか・・・』

そして お次はこのお方 不二

『なるほどね・・・(くす)』

最後は越前

『山吹色のお菓子・・・ね』

それぞれの思考を巡らせるとに了解の意を表した。

「明日楽しみにしてるねv」






翌日の放課後。

テニス部員が待ちに待ったホワイトデーである。



「「  ちゃーん(先輩ーー) 」」



と言って、に近づく桃城と英二。

ズルズルと何か入った袋を引きずって・・・



「わーありがとう。なんかすっごく大きいけど一体何が入ってるの?」



二人に気づいたが二人に問いかけた。



「まぁまぁ 見てからのお楽しみだにゃ♪」

「「せーの」」



と言って、袋を開けた。



「わーーーぁ・・・・」



期待に満ちた声をあげるだったが。

















「何コレ・・・?」



中身を見たとたん落胆してしっまた。

その中身とは

山吹中の 新渡米 と 喜多 が綺麗にラッピングされていたのだ。



「ここはどこなりか?」

「あっ!俺達 練習中じゃなかったっけ@!?」

「そうだっYO!」

 なん
「「南ちゃんに怒られるナリよ」」



と言ってすたこらと逃げる(?)喜多と新渡米。



「もう、私が欲しかったのはそんなのじゃなくてっアレなんだってば!」

『『アレって何さ(何っスか)!?』』



喜多達が去っていったのを見計らってお説教(?)をする

心の中で突っ込む桃城と英二であった。

そこへ大石 河村 海堂 乾 手塚 がやってきた。



「はい これ山吹のおいしいもの」

「ありがとう大石君。クッキーだあv(変わった色だなぁ)」

「これ今朝 届いたやつなんだけど・・・」

「数の子だあvvありがとうタカさん(腐ってないのか、心配だけど)」

「これ山吹色のっス」

「ありがとう 海堂君。このバンダナ大切に使うね」

「乾特性ミッ]ジュースだ。安心して飲んでくれ」

「あ ありがとう乾君・・・(ミッ]って何!?未知なるジュース?)」

「これ ヴァレンタインのお返しだ」

「カステラだぁ〜v私カステラ大好きvありがとう手塚君vv(洋風物をくれるなんてちょっと意外・・・)」



それぞれのプレゼントを受け取った。

その間 桃城と英二は凹んでいたいたそうな。





「不二君」



さっきまでいなかった不二が、いつのまにかの背後に立っていた。

六人も不二が突然現れたのにはビックリしていた。



「はい コレ。山吹色のお菓子」

「えっ本当!?」



の顔が一気に笑顔になった。



「うん。なんなら、中身みてもいいよ」



不二にそう言われ、四角い箱の蓋を開けた。

すると、中から黄金の光が漏れ出してきた。



「ふふふふふ不二君。ここここれ、何?なんですか!?」

「何って山吹色のお菓子だよ。つまりは小判。欲しかったんでしょう?」

『一体どうやって手に入れたんだ!!!?』(全員)

「企業秘密に決まってるじゃないか(クス)」

『読まれた!!!!!??』(全員)



そう 箱の中身はなんと黄金に輝く小判だったのだ。

本当にどうやって手に入れたんだろうか・・・

企業秘密だって言ってるでしょ

!?勝手に割り込んでこないで下さい・・・



「一応 ありがたく受け取るけど・・・」



と言って不二から山吹色のお菓子を受け取る(受け取っちゃうんだ・・・)



「あのね 皆、私が本当に欲しかったのは・・・・・・・・」

先輩」



が全部を言い終わらないうちに越前がに声を掛けた。



「あっリョーマ君」

「コレでしょ 先輩が欲しかったお菓子」



と言って、紙袋をに渡す越前。



「あー!これよこれ!私が欲しかった山吹色のお菓子」



越前から貰ったお菓子に大喜びをする



「前に家に来たとき出したお菓子、先輩気に入ってたみたいだったから
もしかしたら このお菓子のこと言ってたんじゃないな、と思って。
コレで正解だったみたいっスね」



越前は皆を見ながら喋った。その顔は ‘‘勝った’’ と書いてある。



『・・・越前の奴(ヤロー)・・・・・・・・』(全員)



そんなレギュラー陣のやりとりを知らないで

越前から貰ったお菓子を大事そうに抱えて

あの時食べたお菓子の味を思い出していた。



「コレ口当たりが良くて、中身のカスタードがおいしいのよね〜vvv」




「どうやら 俺の勝ちみたいっスね。先輩方」



と ほくそ笑む越前だった。

こうして ホワイトデーは幕を閉じた。

越前の一人勝ちで。











<駐車違反で罰金>

 魔 : ということでホワイトデー企画終了です。今回はリョーマの
     一人勝ちでしたね。
 リョ : なんか 無駄に長くない・・・?
 魔 : そうだね・・・長くなっちゃたんだよ!しょうがないんだよ!
 リョ : 駄文だしね
 魔 : うっ・・・uuしょ 精進します・・・
 リョ : それより、罰金 俺 払わないからね
 魔 : なんですと!?
 リョ : チャリの駐車違反したの俺じゃなくて桃先輩だから
 魔 : そうですか じゃあ後で請求書を送りつけとかないと
 リョ : じゃあ 俺はもう帰るよ
 魔 : はい。さよーなら。
     それでは皆さんまた今度