ACT 2








「―――久しぶりの日本だな」

俺、 は親の転勤でイタリアに渡った

イタリアのACミランのプリマヴェーラのDFをやってる

イタリア語は出来る方だったので会話には困らなかったけど

あいつらに会うのも・・・



「久しぶりになるな」






俺は空港を出た

玲さんの話によると今日の8時からJヴィレッジで6泊7日の合宿だったよな

今は7時・・・

間に合うかな?




はあ・・・

8時15分

ミーティング、もう始まってるよな

前に来たときも遅刻したし

まずいな・・・




バタン




結構音でかいよなこのドア



「遅れてすみま・・・」



)!!!」






みんな・・・



いつそんなにチームワークよくなったんだ?



見知った奴らが大半を占めてるな



くん、早く座りなさい」

「はい」



ちょうど目の前が空いていたのでそこに座った



「では、このメンバーで世界に勝ちに行きましょう」



玲さんのこの言葉でミーティングは終わった

今日はコレで終わりだよな・・・

練習は明日からだったと思う

何のためにこんな早く集合したのか分からないけど

まっいいか

俺、疲れてるし・・・

部屋、どこだろう?

この荷物早く置きに行こう

何気に重いし




〜」



ガバッ



「重い・・・」



結人・・・



〜」

「ヴザイ」



東京都選抜のメンバーは俺の方に駆け寄った



「誰やアイツは?」

「藤村・・・アイツはなゆーてイタリアのDFや」



成樹の問いに光徳は答える。



「そうそう、イタリアのACミランのプリマヴェーラに所属してる」



圭介が続ける。



「なんや、プリマヴェーラゆーたらこっちで言うJリーグのユースチームやんけ」

「あ、でも今1軍に上がるって噂になってるよね」



平馬が思い出したように言う。



「ゆーと、離れてくれる?

重いし、この荷物置いてきたいの

さっさとどけ!」



が言うとすぐさま結人は手を離した


「また後でね」


は歩いていった



「俺、久しぶりにの黒い笑み見た・・・」


ミーティング室は一気に黒いオーラで包まれてへたれ&ナイーブな人から倒れていくのだった









POST SCRIPT


やっとこさ君登場!!

このU−16シリーズは更新が大変遅いです

そこのところ御了承お願いします


神月美依祢