コンビニ






事件は会議室じゃない!!

コンビニだぁ!!







そう!

事件だよ、みのさん。織田さん。

なんで、ここにこんな人がいるのよー!!!!!


只、私は呆然と立ち尽くしていた。


サンってゲーム好きだっけ?」

「…ウン。ケッコウやっております…」

「なんでカタコトなの」

「いえ、ソンナ訳では」


だって、だって、だって。

目の前にいるのは、学校で知らない奴ぁーいないってほどの有名人。

郭 英士さんじゃありません?


「俺の友達もソレ予約したって言ってた」

「…へぇ、そ、そうなんだ」

「やっぱり、おかしくない?」

「まったく、い、いつもと、かわら、変らないですよ」

「…(おかしい…)」


何か考えてるー。

何か考えてるー。

何か考えてるー。


「でも、 さんちって反対方向じゃなかったけ」

「えっと…その、あんまり学校の人達に、ばれたく、なくて」

「それで、学校から離れたところのコンビニに、ってわけ?」

「…ご名答。です」



お願い。

時間よ、私の味方なら早くどっかへ行ってください。

この空気嫌ー!!

ましてや、郭くんと話してるとこなんて見つかったら、明日学校いけない!!

朝から怖いお姉様に囲まれちゃう!!!!


「英士っ」

「一馬、飲み物決まった?」

「なんとか、でも結人がまだ」

「そ」



新キャラさんだぁ…。

真っ黒の髪がキレイな人だな。


「一馬。この人俺の同級生の サン。 コッチは真田一馬。俺の親友?」

「は、はじめまして」


とりあえず、私は頭をさげた。

礼儀はわきまえないと。

真田クンは顔を真っ赤にして俯いてしまった。

もしや、女の子苦手派かな。

っていうか、郭君。

オネガイだから、私にもう関らないでぇー。


「お客様、こちらの商品でよろしいでしょうか?」


神よ!!

神は私の味方だわっ。

バイトのおねえさん!

貴方のことが大好きになりそうです!!


「はいっ」

「お会計こちらになります」


やっとこの重苦しい空気から開放されるわっ。

逃げよ。

とりあえず、逃げよう。


「じゃあ。郭君さよなら」

「また明日」


明日。

くそう!学校かぁ!!


「真田くん!」


私はとなりでおどおどしてる真田クンに声をかけた。

真田君の肩に手を置くと、一言だけ言った。




















「ガンバレ。」






















さんこそ。ガンバレ」





















遠くで「こいつしつこいから」という声はもう耳に入っていない。

私は明日からの自分の身が、不安で不安でたまらなかった。






















なんでせう。
初ギャグかな?
元ネタは「事件は会議室じゃない!ローソンだ!」
という某芸人さまより。
勝手に天神さまへ謙譲。
返品不可です。燃やしてください。



みかんもどき















キリリクのお返しに

こんなに素敵な笛ドリを貰ってしまいました!!

あわわわ・・・ありがたく頂戴しますvvv

絶対に返しませんよ!(えー!?)

           by 天神 魔利