「フィッチ?」
「・・・・・・・ラフで」
「ラフ、大当たり」
「ザ・ベスト・オブ・1セットマッチ、君、サービスプレイ」
審判を務める不二先輩の声がコートの中に響いた
兄のスライスサーブを英二先輩は易々と拾った
すかさずネット前に走る
兄はロブをあげた
甘いな、その高さなら英二先輩は届く
俺の予想通り英二先輩はギリギリ届き、打ち返した
「15-0」
「ゲームカウント、4-0、英二リード」
試合は進んで4−0で英二先輩が優勢
俺はたまらず兄に叫んだ
「兄!なんで『神風』出さないの――?」
弟が2人のストローク中に叫んだ
しんぷう?
「おい、弟、『神風』ってなんだ?」
「ん?ピーチ先輩、聞きたいんですか?」
こいつは俺の事をピーチ先輩と呼ぶ
桃=ピーチだからだそうだ
「神風っていうのは兄の必殺技のひグエッ」
「五月蝿いよ。余計な事はしゃべるな。わかった?」
兄の打ったボールは弟の頭にクリーンヒット!
「あい・・・」
「さて、準備運動、様子見、肩慣らし終了」
兄は何か呟いたみたいだけど少し離れてるから聞こえなかった
つーうか隣のコートなんだけどな・・・
英二先輩からのサーブをさっきとは違う速さでリターンエースを決めた
それから先は兄のペースで進んでいき
気がつくと6−4で試合が終わっていた
この結果は部員全員が驚いていた
英二先輩はダブルスプレイヤーだけど
今回のレギュラー戦だって残ったのにその英二先輩に勝つなんて
その日の練習はこれで終わった
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POST SCRIPT
オリジナル路線マッシグラーー♪
流石に、の実力だけじゃ
だけが強いの?ってことで
が可哀想だという事で頑張りました
でも、試合風景書けてませんね・・・
書けませんよ―――――――
神月はテニスコートに入った事すら
ラケットも握った事ない生物なんですよ?
しかも、漫画買ってないし(爆)
やっぱり集めた方がいいのかなあ?
神月美依祢
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