Twins .入学式 2










入学式が終わって教室までと歩いていた

「眠かったな〜」

「って言うか寝てたんでしょなら」

何故それを・・・

なんて考えてんだろうな

顔に出やすいから、たいていのことは何考えてるのかわかるんだよね・・・

「ほら、1−2に着いたよ」

「本当だ。じゃあ、また後でねー」

俺はを見送ると軽く溜息をついて、1組の方へ歩き出した























「あぁ――――――  ―――――!!」

























今の雑音…だよな

周りは騒ぎ出した

「何だ今の声」とか

「1−2から聞こえたぞ」とかetc


この声の原因は俺の双子の弟です

なんて言いたくない

っていうか知られたくないでしょ



・・・・・



教室へ行こう

それが俺の考えた結果だ



ガラッ



1年2組の教室のドアを開けた音
 
・・・嫌な予感



兄ィ―――あいつがいたぁ桜の木に寄りかかって寝てた奴」


大声で人(俺)の名前を呼ぶなよ


兄、聞いてる??」















兄が口を開いた



「ああ聞いてるよ。けどさ只其れだけの為に大声で叫んだの?」

「うん。だって、びっく・・・」




ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ



何処からともなく風の音がした

窓は開いていない。のに風が吹いている・・・(怪奇現象!?


その風は俺の頬を掠めた



ビクッ



俺の身体は一瞬だけ固まった




、遠回しに五月蝿いって言ってるの分からない?

 俺が目立つの、疲れるの、めんどくさいの嫌いだって知ってるよね

 判っててやるのはイジメと一緒なんだよ

 俺をイジメたくてやってるの?

 別にが目立とうが、疲れようが、めんどくさい事引き受けようが

 俺は構わないけどね

 人(俺)を巻き込まなくてもいいと思わない?

 しかもさっきの寝てた奴が居たからってなんなの?

 制服着てたんだから、ここの生徒だって分かってたことでしょ

 それともは『気づきませんでした。』

 なんて、古い言い訳をするの?

 そんな簡単な事少し考えればわかることでしょ

 それにクラスが一緒だからなんなの?得でもあるの?

 へーそれはいいクラスだね。おめでとう。は運良いね」





・・・・・



うわっ

一息で言い切ったよ

俺には真似できない。ていうか無理・・・

これ以上関わってはいけないと、俺の第六感がそう言っている


「お、俺って運いいなーじ、じゃあ・・・き、教室戻るね」

「何当たり前な事言ってるの?のせいで目立ってるんだから」



俺は言いたかった

目立ってるのは俺のせいだけじゃないって・・・・・

でも、そんなこと言うと兄に殺されるのがオチなので

言いたかったけど言えなかった・・・

小心者だな俺って・・・(ホロリ)











POSTSCRIPT

、毒舌をかますの巻

神月も毒舌家ってよく言われます

しかし、神月自覚なっし

神月からすると

この毒舌はまだまだのほう



神月美依祢