ここは青春学園中等部の調理室。
ここに一つの悲鳴があがった。
「なんで兄と一緒じゃないの------!」
と、叫んでいるカワイイ系の顔をした少年の名は。
「うるさいよ、」
と、満面の笑顔でどす黒いオーラを放っている
綺麗系の顔をしている少年の名は。
この二人、いわずと知れた双子の兄弟である。
「あのね、。この班は抽選なる結果のもと、こうなったんだから文句言わないの」
「だってぇ・・・」
「だっても、でもも、だけども、ない!さっさっと自分の班に行きなよ」
はブーブーとブーイングしながら、自分の班へと行った。
調理実習の班はこうなっている。
1班 ・堀尾
女 3人 |
2班 男 3人
女 2人 |
3班 男 3人
女 2人 |
4班 ・リョーマ
女 3人 |
5班 男 3人
女 2人 |
6班 男 3人
女 2人 |
7班 男 3人
女 2人 |
8班 男 3人
女 2人 |
9班 空き |
「げっ、なんだよと一緒かよ」
「つながり眉毛のホッリーと一緒か〜」
「なっ・・・!・・・お前、料理できんのかよ?見るからにできなさそうな感じがするよなー」
「そう、思ってれば?」
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「と一緒か、よかった。ってなんだか料理できそうな感じがするし」
「そう?」
「うん」
******
「・・・ハンバーグの作り方の説明は以上です。では、調理を開始してください」
こうして、調理実習が始まった。
の班、つまりは1班ではすごいことになっていた。
「君すごーい」 「手際いいー」
玉ねぎを切っているに皆は釘付けである。
ソレに対して堀尾はというと・・・
「いてーーーーっ!!!!」
「堀尾君また指切ったの?」
「うるせー米とぎしてる女子なんかに言われたくねー!」
「ホッリーなんなら俺が切ってあげようか?」
「えっいいのか!?じゃ頼むよ」
「堀尾君だっさーい・・・」
******
一方 の班、3班はというと・・・・・・
「君、玉ねぎ切ってね」
「え?俺?」
「うん。だって君ってこういうの得意そうなんだもん」
「・・・・・・・」
断るに断れなくなってしまったは玉ねぎを切る羽目になってしまった。
が包丁を握った。
ただ、それだけなのに場の雰囲気が変わった。
・・・そして、が包丁を玉ねぎめがけて振り落とした。
ザクッ
「・・・・・・」
なぜか、無言で玉ねぎを斬る。
その無言がまた怖い。
ザシュッ
「・・・・・・」
段々と無表情になっていく・・・
ブシュッ
「・・・・・・」
「ゴメン!ゴメンね。もういいから。もう玉ねぎ斬らなくていいから!!!!」
「私達が悪かったわ。だからもう玉ねぎを斬らないでーーー!!!」
次々とに玉ねぎ斬らないでコールをする女子生徒達。
恐らく、が玉ねぎを切る度に変な効果音が出るのと、
が無表情でそれをやってのけているのを見て恐れをなしたのだろう。
「え・・・でも、まだ途中だし・・・・・・」
「・・・お願いだからもう斬るな」
「斬???????」
はハテナマークを出しながら、玉ねぎを切る・・・おっと、斬るのを
やめることになったのだった。
******
「ハンバーグにも焼き加減が大切なんだ。・・・・・・と、もういいかな」
の班ではいつの間にか料理講座が始まっていた。
先生もメモをとっている。
「はあーにこんな特技があったなんてなー」
「ねー以外よねー」
「をお嫁さんに欲しいーーーーv」
とまぁ、平和な調理実習をしているの班に対してのいる班はというと・・・・・・
******
「ちょっと、ちょっと !!焦げてるんだけど!」
「えっ?」
「えっ?じゃないよ!早く火、消して!!」
リョーマに言われ、ようやく焦げたんだと認識しては、火を消した。
「うわ・・・真っ黒・・・・・・」
「あー・・・また真っ黒になったか・・・・・・」
「また?」
はコクリと頷き、そして言った。
「うん。なぜか俺が調理すると真っ黒になるんだよね」
「そこが兄の神秘サ☆」
と、前の班からがボソリ(?)と言っていた。
調理が終わり、試食タイムとなった。
の班は和風ハンバーグで、ものすごくおいしそうだ。
対しての班は、真っ黒なハンバーグが4つ出来上がっていたそうな。
こうして、調理実習は終わったのだった。
+++あとがき+++
うはー終わったよー
みい君(美依祢)のキリリク(踏み逃げの)やっと書けたよー
君の料理音痴(?)こんなもんでよかったかしら?
ちゅうか短っ!!
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