「な、なんでオレが・・・」

武蔵森の職員室に叫び声が響いた。




プロローグ



「なんでオレが選抜選考会に参加しなきゃならないんですか?」

この少年は 

元MFのオールラウンダーだ。

「審査員として・・・だ。参加したほうが審査しやすいだろう。西園寺君からの指名だ」

この先生は桐原監督。 サッカー部の監督だ。

は黙りこんだ。

「頼んだぞ。それと渋沢と三上、藤代、間宮がこの学校から選出する」

は監督に教室に戻れ と言われたので、職員室から出て行った。

そして教室へ戻った。









ーー!!!なんだったのー??」

藤代がに駆け寄ってきた。

「あ、藤代」

藤代はに抱きついた。

「なんだったの?放送で呼び出された用 」

「うん・・・選抜に誘われた・・・」

「マジ?」

藤代は目を輝かせた。

「選抜に参加ってことは一緒にプレイできるんだ!!!

 わーい、わーい。のパスって久しぶりだぁー」

「あ、ああ。そうだな」

は曖昧な答えをした。

「よーし。、ちょうど昼休みだし渋沢キャプテンの所に行って知らせてこよーぜ」

藤代はの腕を引いた。

「ああ」

そして二人は教室を出た。












「まったく、今日に限って先輩達 屋上にいるなんて〜」

「・・・・・」

、悩んでるの?」

藤代が立ち止まった。

「俺はと一緒にサッカーが出きると思うとうれしいーvけどな。

 は俺らと・・・サッカーができて嬉しくない?」

「・・・そうだな。藤代達とサッカーなんて久しぶりだもんな」

「ん、でもムリはすんなよ」

「おう!!」

藤代とは歩きだした。

















バタン



「あーやっと着いたー」

「たしかに・・・うちのクラスから屋上って遠いもんな」

藤代とは屋上に着いた。



「藤代とじゃないか、どうしたんだ?」

「どーしたじゃないっスよ!!探してたんっスよ先輩達を!!」

藤代が叫んだ。

「悪い悪い。で、なんだ?」

渋沢が言った。

「手短に25字で言え」

喧嘩ごしの三上が言った。





が選抜に参加する事になったんっス!!」





藤代が言い終わると渋沢と三上は手に持っていた

弁当とパンをおとして、立ち上がった。

「本当なのか、

「マジかよ・・・」

渋沢と三上はビックリしている。



「あ、しかしお前・・・」

「心配ありがとうございます。でも大丈夫です。ムリはしませんよ」

渋沢の言葉をさえぎりは言った。

「ならいいが・・・」

「とりあえず、明日から二泊三日よろしくお願いします!」

「ああ」

と渋沢が頷くと

「お前」

と、三上が口を開いた。

「これからサッカー続け始めるのか?」

「いえ、これっきりです」



昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

「じゃあまた明日。藤代、 早く戻らないと授業に遅れるぞ」

「あぁ!!また後でっスーー!!」

藤代とはあわてて屋上から出て行った。







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