「これから技能テストを行います。テストは五種目。
 各自ビブスをつけたら五箇所に分かれてテストを受けるように」

Bチームの西園寺さんが言った

おーい 君!!

あ、美依祢さん

ナレーション変わってあげよう!大変でしょ?

あ、どーも ではおまかせします

うん。わっかたよ君!

ってことでこっから先は 神月 美依祢 がナレーションをします

初めまして 又は コンニチハ!






技能テスト(前編)






ー!!一緒に走ろーぜ!!」

犬(藤代の事ね)が君に言いながらやって来た

「わかった、いいぜ」

犬と君は第一種目50m走の方に行った







ピッ



犬と君は走り出した



カチッ



「やりぃー6秒フラット!!」

「よかったな」

「ん!でもも6秒でてただろ」

「いちよーな」

勝てて嬉しいのか、犬よ






君は犬達と離れてボールコントールの所へ行った

ここではサーバーから投げられたボールをトラップして

2タッチでサーバーに返すとポイント2

サークルから出たら減点1。又、2タッチで返せてもサーバーに正確に返せなかったら減点1となる

一人五回やって(全部で10点満点になるわけさっ)5点以下の者は

罰としてグラウンド五週しなければならない

以上、第二種目の説明終わり!


君が周りを見回していると、さっき知り合った人がいた

「よっ!!」

と言って君はその人に近寄った

「あ、君」

「あーと風祭・・・だったよな(名前などを渋さんに聞いた)将って呼ぶからでいいぞ!
 で、そっちの二人は?」

「僕は、杉原 多紀」

「俺は、小岩 鉄平」

 、よろしくな!」

「うん」

「おう」

と言って握手を交わしていくタッキー(多紀のこと)と小鉄(鉄平のこと)

「あ、さっき俺に負けたやつ」

握手が終わったあと小鉄はかじゅま(一馬のこと)をみつけて指差して言った

そしてユースの三人は10点満点でクリアした

特に最後にボールコントロールをやったかくかくえーし(英士のこと)は

変なところにあったボールを上手くサーバーに返して

その抜群のボールコントロールを見せつけたのだった

次はタッキーの番です

「杉原君ガンバ」

ガンバって古いっス・・・カザ君(風祭のこと)

タッキーはすっごく低いボールを(誰もが取れないと思っていた)しゃがんでとって

後ろ向きでサーバーに返した

かくかくえーし顔負けのボールコントロールです!

周りから感嘆の声が聞こえてきます



「次!」

「はいは〜い」

おっと ここでやっと君の出番になりました

「よしと、このぐらいかな」

君はそうつぶやいてサークルの中にもう一つ小さな丸を書いた

そして五回やり終えた

結果は10点満点。ちなみに君が書いた円からは一歩も出なかった

「彼、やるね」

「ああ」

「でもBだろ」

今のは上からかくかくえーし、わかにゃん(結人のこと)、かじゅまの会話でした

君すごいね!」

「そーでもないぞ」

謙遜する

「ううん!元MFのオールラウンドだもんね!」

「ん〜〜〜〜〜〜一年ほど前の事なのによく覚えてたな」

「うん。だって藤代君と一緒に目立ってたもん」

「あーやっぱり?オレ目立つの嫌なんだけどなー」

そうなのです。カザ君に言ってるように君は目立つのが嫌いなのです

しかし、目立ってしまうというなんともかわいそーなお人なのです・・・


「 『元MFのオールラウンド』 ってどいうこと?」

タッキーの質問タイム

「んー昔はってことさ
 次の種目に行ってくるよ。じゃあがんばれよ!」

そう言ってスタコラサッサッと去って行ってしまった

君が次に向かったところは的通しシュートのところだった

「よ、さっきの奴だな」

「?」

「僕は 椎名 翼」

「あー・・・オレは  

「黒川 柾輝」

第三種目の的通しシュートの所には翼さんと黒りんがいた

「次」

「はい。んじゃ行ってくる」

翼さんはそう言って前へ出た

「なー柾輝、翼って上手いのか?」

君は黒りんに聞いた

「そりゃ、飛葉中の元キャプテンだしな」

そーよ、翼さんはもんのすごく上手くて強いのよ!!

「元キャプテンってことは・・・・・・・・」

「三年」

「・・・・・・見えねぇー」

「だろ?」




バゴッ×2




「うるさいよ、お前ら」

「戻ってきてたのか翼」

「今さっきな。ほら、柾輝 行ってこいよ」

「はいはい」

柾輝はテストを受けに前へ出た

「ごめん翼・・・・・・・・さん」

「別にいーよ。それと 『さん』 はいらない」

「分かった。で、どうだった」

翼さんは少しムッとして

「お前が終わった後、教えてやるよ」

と言った

「それじゃオレもな」

と言いながら黒りんが帰ってきた

つうか二人して見てなかったんかい・・・

「よーし、んじゃ行ってくる」


そう言って君は前に出てシュートをした






スパッ スパッ スパッ スパッ スパッ スパッ






六つ空いてるスペースに全てボールを通した

君は二人のところに戻った

「んじゃ、二人とも教えろよ」

「・・・・・・ってコントロールいいな」

「話をそらすなよ柾輝」

「5個」

「同じく」

「へーでも二人ともおしいじゃん」

「「パーフェクトの奴に言われたくないね」」

翼さんと黒りんの声が重なった

「あはっ」

君が笑みをこぼした






「なぁ一緒に周っていこうぜ。いいだろ翼、

「別にいいよ」

翼さんが承諾し、それに君も頷く

「んじゃ、次あれ行こーぜ。楽しそう!!」

「はいはい」




こうして次の種目、ミニゲームへと向かうのだった





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