「5つ目のテストはコンビネーション、判断力などをみます」

玲さんが言った。

「GKをつけて3対2のミニゲームをしてもらいます

 ただしGKは2人、時間制限なし。ゴールもしくはGKにキャッチングされた時点で終了とします

 戦略を話し合う時間は1分」

すると周りから声がかえってきた。

「二人もいてゲットすんのムリだよ」
 ・ ・ ・ ・ ・ ・
「こんなやり方無意味だぜ」







技能テスト(後編)







ゴール前では------

「わからん。何でGKが2人なんだ?」

不破っち・・・

?マークが1.2.3.4.5.6・・・・・・・・

数えきれません。

「恐らくシュートに対するプレッシャーを強くするためだと思うが.........」

渋さんが言った。

「俺にもよくわからないが・・・・・・・・・こんなにひっついているのもどうかと思うぞu」

そう、渋さんがいうとーり、渋さんと不破っちは間がないというくらいくっついているのです。

効果音をつかうなら ぴたっ ですね・・・・・・

それを聞いた不破っちは動いた。

「ここならいいのか?」

不破っちがいる所とはゴールポストのすぐ横っ!!

「いや・・・そこもどうかな」

苦笑気味に答える渋さん・・・






-------



ドカッ



バシィ



この音は桜庭が蹴ったボールを渋さんがキャッチングした音です。

「やっぱりだな」

渋さんは立ち上がった。

「ゴールを半分に割って、そっちを不破、こっちを俺が守るってことでどうだ」

「いいだろう」

渋さんはゴールを縦半分に割って指差しました。

そのあと、水野+藤代+@のミニゲームをやり初のゴールを決めた。

「次」

「はーい」

メンバーはくん、天城、黒りんだった。

天:「どうする?」

黒:「翼じゃなー」

:「なー」

黒:「なに?」

天:「なんだ?」

くんは叫んだ。

「ドキドキ★ビックリ美技ボールマジック作戦」

黒りんと天城は唖然としていた。

周りの人々にも聞こえてたらしく唖然としている。

犬1人だけ笑っていた。

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・u 」」

「なにそれ」

「だから作戦さー」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」

プッ『ドキドキ★ビックリ美技ボールマジック』って・・・

まあ、そのあとくんはちゃんと説明したわよ。

さぁ〜て『ドキドキ★ビックリ美技ボールマジック作戦』とは、なんでしょ〜?

楽しみですねぇー





ピピィ



黒りんはドリブルをしてつっこんだ。

しかし、翼さんのGFで足が止まった。

「柾輝のパターンはお見通しだよ」

黒りんはヒールキック(前に行くフリをして後ろに蹴るパス)をしてくんにボールを渡した。

くんはボールを貰って立ち止まった。

それを見て、もう一人のDFの木田が走ってきた。

次の瞬間、その場にいる者は目を疑った。いきなりボールが宙に浮かんだのだ。

くんの足元にあったボールが。

そのボールは木田の頭の上を通り越して、フリーだった天城の前に落ちた。

天城はボールを蹴ってシュートを決めた。

渋さんは反応したもの、はじき返されてしまったのだった。

「ナイスシュート」

くんはそういって天城と黒りんに駆け寄った。





------------------------!!」

犬だ。

「今のが『ドキドキ★ビックリ美技ボールマジック作戦』?」

「だよ!」

くん、天城、黒りんは皆がいる所まで歩いて行った。

-----------------やったの?いつ開発したの??」

開発って・・・

「んーどうやったかは秘密だけど、思い至ったのはサッカー止める前。久ぶりだから上手くいくか不安だったよ」

「止める前ってどういうことだ?」

黒りんが聞いた。

「僕も聞きたいね」

いつの間にか翼さんも来ていた。

その後もどんどん他の人のテストが続いていく。

「あーオレ、1度サッカー止めてるんだよ」

「へっ・・・・・・」

黒りんは驚いた。

まっそりゃー驚くはな・・・

「今は続けてるんだろ?」

「これ以上は話せませーん。オレって秘密主義者だからv」

翼さんが口を開こうとしたら

「技能テスト終了!昼食をとった後、午後の練習を始めます」

玲さんの声にさえぎられてしまったのだった。

技能テスト終了後、くんは午後の予定などのため玲さん達と一緒にミーティングをしていた。





「じゃ、そういうことでくん、食堂に行ってもいいわよ」

「はーい」

くんは食堂へ向かった。






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