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次は柿ノ木中を破った不動峰との対戦
ダブルス２ と不二先輩
ダブルス１ 菊丸先輩と大石先輩
シングルス３ 海堂先輩
シングルス２ 越前君
シングルス１ 手塚部長
『これからダブルス２不動峰、石田・桜井 対
青春学園、不二・の試合を始めます』
不動峰、ね・・・
あの、橘って人と伊武、神尾って人たち辺りかな
注意するのは
ダブルス２の試合が始まってほとんどラリーの応酬。ねばっこいテニスだ
これじゃきりがない
俺ならこの辺りでこの流れを断ち切るな
このままだと、この後がきつくなる
その時だった
不二先輩の打った打球が相手コートに落ちた瞬間
弾まず地を這うようにして外に飛び出した
「出たね、不二の『トリプルカウンター』のうちの１つ」
菊丸先輩の言葉を受けて、海堂先輩が言う
「『ツバメ返し』！！！」
フーン
相手のトップスピンを利用して、さらに同じ方向に回転を与えたって事か…
・・・・・・・・・・・・
な る ほ ど ね
「、何笑ってるの？」
「越前くん？俺笑ってた？」
レギュラーの人たちも俺の方を向いてる
試合、見なくてもいいのかな？
「みたいに大っぴらに笑ってるわけじゃないけど・・・でも笑ってた」
「ええっ？おちび、が笑ってるところ見たの！？」
「なんで笑ってたんだい？」
菊丸先輩、大石先輩、そんなに俺が笑ってるところが見たいんですか？
（兄が笑ってるところは貴重だよ〜
めったに笑わないからね！！ 後日談 証言者 by）
「いや、不二先輩の『ツバメ返し』いい技だな、と思って・・・
それより試合、見なくていいんですか？」
手塚先輩も・・・
不二先輩の『ツバメ返し』を機に青学ペアは一気に巻き返し始めた
は不二先輩のツバメ返しを見て興奮していた
不二先輩は試合の流れを読み、不動峰ペアに不意打ちを食らわしている
・・・次のポイントは大きいな
不動峰のほうもそう考えているだろう
「いけ！石田！波動球！！」
！？
ズドーン
一瞬、辺りの空気が震えた
不二先輩は向かってきたボールに向かって走っている
コレを決められたらヤバイけど---------
不二先輩の力だけじゃ、腕が持たない！
「っ！！」
「了解！」
は５０ｍを５，６を出したときのように思いっきり走り出した
というか、俺が言うよりも早くは走り出していた
双子ならではの意思疎通・・・といったことろか
「先輩たち・・・の必殺技、見といて損はないですよ」
「弟の必殺技？」
「はい」
「不二先輩！どいてくださいっ！！！」
「！」
が不二先輩の前に飛び出して、ラケットを振った
「クッ・・・」
ボールがガットにくいこんでいる
・・・あのラケットもう使えないな・・・
あと、右手も・・・
「やった！！返した、くん凄い！！」
加藤くんの声が聞こえた
「「「「「「「「「って、遅っ！！！」」」」」」」」」
ボールはのろのろ〜と相手コートに戻っていく
「コレがの必殺技『千秋（せんしゅう）』です
・・・まだ終わりじゃないですけどね」
と、俺は答えた
「こんなの簡単に返せる！」
石田さんがボールを打ち返そうとしている
「なっ？ガットに穴が…」
波動球という技をやったせいで相手のガットには穴が空いてしまっていた
幸が打ったボールはその穴を通って地面についた
地面にボールがついた瞬間にボールは勢いよく回る
ギュルルルルルルルルル・・・・・・・
「アレ、ガットや地面に触れると急速に回転しだすんですよ」
みんな驚いた顔してる中で俺はそう、言い放った
急速に回転しだしたボールの摩擦のせいでコートが少し焦げてた
もちろん、ボールも
いつ見てもハチャメチャな技だな
けど・・・
ズキッ
少しだけ、俺の右手が痛んだ・・・
不二先輩はの右手のケガに気づいたみたいで
ダブルス２は青学の棄権となった
ぱしん
「イテ！ケガ人にハリセン食らわすなよ兄」
「うるさい、ばか。もう１回食らわすよ」
「ゴメン・・・」
双子って厄介だよな
が怪我するとこっちまで痛くなるんだから
痛み分けってやつ？
ＮＥＸＴ→
ＰＯＳＴ
ＳＣＲＩＰＴ
の技、公開〜
『千秋』
メチャクチャな技ですよね
返ってくる打球が遅すぎてたいていの人はタイミング狂わされて打てません
空ぶります
そして、の軽い笑み
はきれい系の顔してますから
さぞ、きれいなんでしょうね
笑っている姿は
神月美依祢
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