Twins .レギュラー対決 2










半面vs全面の5ラリー対決か。乾も面白い事考えるなぁ・・・

トップバッターはくんと海堂

クスっ面白くなりそうだね



、本気でこい」

「じゃあかおるん先輩が俺を本気にさせてみればいーんじゃないんですかぁ?」

「誰がかおるん先輩だ!!」



コートの中で海堂とくんは向かい合っている

2人の会話が聞こえてきて楽しいな







僕の隣でくんと海堂の試合を見ていたくんが声のした方を振りかった



「ケンタ」

「久しぶり」



フェンス越しにくんに声をかけたのはくんの友達の伊吹健太朗君みたいだ



「弟の試合か?」

「うん」

「・・・心配、していたみたいだった」

「うん」

「自宅に電話があった」

「うん」

「弟に初めて名前を呼ばれた」

「・・・・・・・・」

「今度から電話くらいいれるんだな」

「うん・・・・・・ケンタ部活は?」



そういえば伊吹くんってサッカー部だったね



「今日は自主休校だ」



…つまりはサボリってこと?



「レギュラーなのにいいのか?」

「1日ぐらい平気だろう。それよりもうすぐ弟の試合がはじまる」

「ああ」



くんはくんたちがいるコートの方へ向き直った





「1球目は不公平がないよう俺が球出しするから」



乾はボールが入っているかごの中からボールを手に取った



「GO!!」



乾が打ったサーブを海堂は下からすくいあげるようにして

ラケットを振ってスネイクを打った

うーん…今回の場合反面側にしか打ち返せないんだから

あんまり効果はないんじゃないかなぁ



「おー、スネイク打たれちゃったぁ〜」



はしゃぎながら打ち返すくん。



「……打たれて喜ぶ技なのか?そのWスネイクWとやらは」



伊吹くんが眉をひそめてみせた



「…………だから」

「そうか」



くんの台詞に妙な説得力があるのは何でだろうね

思わず納得しちゃったよ

海堂は再びスネイクをはなった

それをなんなく返すくん



「チッ」

「舌打ちしないで下さいよー」



舌を鳴らしながら海堂はスネイクを打ったけど

くんは反論をしながらも足は動いていなかった

コートの中にバウンドしたボールはコートの外に飛び出していった

…………もしかして



弟!何で今のボールを返さなかった!?」



海堂は怒りを露わにしていた



「あのー俺、海堂先輩みたいに体力ないんですよ?むしろ皆無だし」


自覚は、してるんだ……


「しかもスネイクって相手の体力を奪うための技なんだし?
 俺、海堂先輩とは相性悪いもん」



くんはため息をついた

確かに海堂はねばりのテニスを信条としてるんだしね

でも、くん。何でスネイク打たれたときにあんなに喜んでいたんだい?

フフッ、面白いなぁ



・・・」



乾の手には乾特製野菜汁が入ったコップが握られていた

おそるおそるといった感じで手を伸ばすくん


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ょし」


コップを受け取ってからすごい間があったけど意を決してコップに口をつけた

・・・・・・・・・・



「〇×∴$¥★△■◇◎●▼※Å!!!!」



声にならない叫びをあげてテニスコートからダッシュで遠ざかっていった

さすが50M5,6秒なだけはあるね

でも、そんなに走って水道行くほどまずくはないと思うんだけどなぁ








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POST SCRIPT

やっと、やっと、パソコンが返ってきた〜

夏休み前に兄に貸してて、やっと返ってきたvvv

久しぶり!パソ!!

これからネットサーフィンするんだぁ〜〜

飽きるまでしてやる・・・


ってことで、(何が!?)今回の犠牲者はでした。

本当なら河村VS海堂で、海堂が負けて汁飲むんだけどね。

そういえば河村ってカの字も出てきてないよね。

寿司屋も書きたかったんだけどな。

でも、こればっかりは。。。