5月のとある日、男子テニス部レギュラー陣+αは屋上でお昼を食べていた。
今日は10日後にある体育祭のチームが決まり、放送で発表されるのであった。
『今年の体育祭も3学年合同、3クラス合同体育祭となりました!』
食べている途中放送が入った。
『これより合同クラスを発表したいと思います
組分けは毎度おなじみ石川校長が生徒会の用意したくじを引いたので
不正はありません
まずは白組、5組・10組・11組です
紅組、4組・7組・12組
青組、3組・8組・9組
そして、1組・2組・6組が黒組です
今年の体育祭も3学年力を合わせて良いものにしましょう
これで放送を終わります』
その時、桃城は何かを思いついたように叫んだ。
「これって黒組最強じゃないっすか!
部長がいて大石先輩がいて不二先輩と菊丸先輩。
越前と兄弟が揃ってるっす」
「ん〜校長がくじ引いたんでしょ?不正はないって言ってるにゃ」
「猫先輩、顔が笑ってますよ」
「にゃはは〜バレた?。でも、やるからには勝ちたいでしょ?」
「英二の言うとおり、去年は手塚のいた赤組が優勝したからね」
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「いや、黒組にテニス部が揃っているように
白組にはバスケ部が
赤組には陸上部が
青組にはサッカー部と野球部が揃っている
黒組だけが優勢なわけではない」
「でも、今年の部対抗はどうするの?」
不二の1言に全員手塚の方を見た。
「そのことなんだが・・・」
「いや〜でも、あの時の手塚の台詞にはビックリしたよね!」
「そうだね」
時は5時間目。
これから体育館であるチーム別相談会(?)のために同じクラスの菊丸と不二は教室を出た。
「あの時のの顔は凄かったにゃ〜」
「英二…さり気に僕をけなしているのかい?」
「うにゃっ!!!・・・・・・・・・気ノセイダヨ」
「そう?」
回想〜〜〜
「そのことなんだが・・・実はテニス部が部活対抗リレーに2わく出場する事になったんだ」
「「「「「ええっ!?!?!?!?!?」」」」」
「出場できる部活がウチも入れて11チームしかいないんだ」
手塚は目を伏せた。
「微妙…だね」
「ああ、だから昨日緊急部長会議があったんだ。その結果、男子テニス部が2わく出場する事になった」
「しかし手塚、リレーは1チーム5人だろう?ここにいるのはちょうど10人。チームわけはどうするんだ?」
大石が言った。
「そのことなら乾に任せてある」
乾はスッとかすかに前に出た。
「チームわけは、結論的にどうなっても1・2フィニッシュできる確立93%だ
ウチの部活は陸上部より日ごろ走りこんでいるからな」
乾はノートを持ち上げた。
「じゃあ俺、兄と一緒がいい!!!」
「俺は嫌」(即答)
なんでーーーーーー???と叫びながらに泣きつく。
「で、チームわけは結局どうするんっスか?」
さり気にを無視するリョーマ。
「どうなってもいいならくじ引きで決めたいな」
「よっし!!!
俺、運良いぞー!兄と一緒になってやるーーーー!!!」
そう叫ぶの後ろに不二がニッコリ笑っていた。
結果
男子テニス部Aチーム
手塚国光・乾貞治・不二周助・海堂薫・
男子テニス部Bチーム
大石秀一郎・菊丸英二・桃城武・越前リョーマ・
となった。
「クスクス…君ってホント運いいね」
不二は笑っている。
「うわ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!
に――――――――――い!!!」
そうAチームにはの最も苦手とするベスト3が一緒なのだ。
しかも3人とも…
「兄、交換して!!この際リョマでも良いからっ!!!」
は泣きながら叫んだ。
「Σハッ・・・大石先輩かわーーーーーーーーー・・・・・・」
は最後までいうことが出来なかった。
それは大石が胃を抑えながら苦笑をしていたからだ。
さすがにまずいと思った。
こうしてはおとなしくなったのであった。
回想終了〜〜〜〜
「ほら、英二。早くしないと鐘なっちゃうよ?」
「うわぁぁー待ってよ〜不二〜〜」
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POST SCRIPT
はい!久々の双子ドリです!!
ここのところテストやその他委員会などめじろ押しで
ナカナカ更新が出来ませんでした。
そして、意外にもちゃっかし人気のある双子ドリ…
今回すんごく短いし、微妙なところで終わっています。
『Twins.体育祭・プロローグ』
のつもりで書いたんですよね。
ちなみに、チームわけは『あみだくじで決定戦』を1人虚しく行いました。
桃が叫ぶシーンまでケータイで打っていたという作品
アレは疲れた…
このチーム決め実は、あみだくじでやった結果こうなりました。
悪運いいのは神月です。
そして、打つたびに間違える「部長」の文字。
「ブチュウ」と打ったり「ブチャウ」って打ったり…
ヨク、ワープロ検定受かったなぁ
そう思った回でした。
神月美依祢
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